再びボーカロイドのおすすめを。
(注意:ここからは独自の解釈をそうと明示せずに書いていきます)
リンちゃんは普段からとってもかわいいのですが、なかでも一番かわいい姿は
はしゃいでるところだと思うのです。元気で、明るくて、人なつっこいリンちゃんが
>▽<ノシ ←こんな感じでうれしそうだと、こちらも幸せな気分に。
この曲はそんなリンちゃんの姿が正直に描かれています。一緒に旅行に
行きましょうね、という内容なのですが、遠足の前のわくわく感がとても良く
表されているのです。
まず曲。元気でかわいい曲調で始まって、奇をてらってない素直な進行で
すっきり聞けるAメロ。その後、だんだん盛り上がって来てサビへの突入は逆に
歌いにくいんじゃないかという拍の取り方と追い立てるような伴奏なんですが、
これがまさにはしゃいでる感じがとっても出ています。
「あのね、温泉がね、でね、遺跡がね、あのね、あのね、」
と、たたみかけてくるリンちゃんの姿が見えるようです。
そして詞。「微妙だね」とか「支払いが」とか、あんまり楽しく無いんじゃないか
という言葉が、逆に「あなたとなら」という事を感じさせてドキドキします。
だから、そんなこんなのメロディの最後に「行こう!」と言われてしまうと、
かわいすぎて泣けてくるのです。
Cメロ後の最後のサビで「ほんとはどこでもいいの」って歌いますけど、ここは全然歌って
くれなくても良かった。それまでのリンちゃんの歌、詞で最後のサビで歌ってくれる
事は120%理解し共感できました。べたべたの甘い詞でないところが
こんなにも効果的だなんて、驚くと共にちょっと悔しいくらいです。
最後に絵。もうこれは見てもらうしかないですが、詞と曲にぴったりの
元気で、楽しげで、かわいらしいアニメーションとなっております。
そんなわけで、一つのコンセプトに向かって、すべてのベクトルが
まったく同じ方向を向いている、最高の曲です。「ハジメテノオト」
「ダブルラリアット」と並び、私の[3大VOCALOID好きな曲]の一つに入りました。
まだ聴いた事のないかたで、リンちゃん好きなら、是非聴いてみてください。
きっと結婚したくなります。